介護の資格改正で変わったこと


平成25年4月の改正で、介護に関する資格が大きく変わりました。ホームヘルパーになるには、資格が必要です。
以前は、ホームヘルパー1級から3級までの資格がありました。しかし、改正により1級と3級は廃止・2級は介護職員初任者研修へ変更となったのです。そして、新たに介護福祉士実務者研修というものが追加されました。3級は、家事援助のみで身体介護のサービスができない資格だったため、家事援助が介護報酬算定外となったと同時に、資格も廃止されてしまったようです。もし、以前に3級の資格をとっていて再びホームヘルパーになりたいと思うのであれば、キャリアアップをする必要があります。まず、旧2級に当たる介護職員初任者研修を受けなくてはいけません。130時間の研修を受け、評価テストに合格する必要があります。
都道府県が指定した養成機関は、3種類です。一つは民間の業者が行っているもので、誰でも受講することができます。費用はおおよそ5万円から15万円ほどで、期間も1カ月から4カ月とかなり幅があります。教育訓練給付金制度に対応している所もあるようです。もう一つは、各自治体や地域の施設が行っているもので、助成金が出て無料で受けれる場合もあります。そして最後は、ハローワークが行っている講座です。こちらは求職者が対象になりますが、無料で受講することができます。3級で働いていた期間も実務経験になるので、経験者として給与面で優遇されることもあります。
介護の現場は常に人手不足なので、資格を持っていると就職に有利です。